■意外と知らない?!高級レストランでのマナー。スマートに見える方とそうでない方の違いは?

2022-09-06

ご家族や恋人、大切な方と記念日を祝うため高級レストラン(今回はミシュランなどにも掲載される、いわゆるグランメゾンと言われる星付きレストランを指します)へ食事に出かける際にマナーがわからずに困ってしまったことはありませんか。

今回はフランス料理のマナーにおいて基本中の基本でもある【ナイフ/フォーク】【ナプキン】の使い方の他に、【TPO】に合わせた服装やヘアースタイルなどについても解説してきたいと思います。デートなどにも役立つ情報がのっていますので、これからレストランの予約を考えている方は必見です。

マナー講習で『宅配キット~お家でフレンチ~』を使っていただきました!!

■来店前■

ポイント1【服装】

服装は事前にお店の雰囲気を調べておき、食事内容や予約時間なども考慮してその時に合ったものを選びます。女性はランチタイムの場合はワンピースやカジュアルなドレスで問題ありませんが、あまり肌の露出が多くない方がいいかもしれません。

ディナータイムの場合はワンピースやドレスも少しゴージャスにベルベットなどの光沢のあるものを選び、おもいきって腕や背中を出したデザインも良いでしょう。逆に女性のパンツスーツはよくありません。

男性はあまりにもカジュアルな服装はご法度です。お店の雰囲気にもよりますが、やはりジャケットは必要なアイテムです。

あまりにも心配な場合は直接レストランへ連絡してドレスコードの確認をして下さい。

ポイント2【ヘアースタイル】

シンプルに髪の毛はまとめましょう!食事の際に手で髪の毛を触る行為は見栄えがよくありません。これは男性も女性も同じです。

ポイント【バッグ】

ここまで気を使うの?なんて方もいるかもしれませんが、レストランによってはテーブルの近くに専用置場がない場合もあります。そんな時に大きなバッグを持っていたら・・・。

これは結婚式などに招待された時にも同じことが言えますが、席にもっていけるような小ぶりなバッグを用意しましょう。椅子に座った際、椅子の背もたれと腰の間に置けるくらいの大きさがベストです。

どうしても大きなバッグを持っていく必要がある場合は必ずクロークに預けましょう。クロークがない場合もありますので、預かってもらえるかどうか事前にお店に確認して置き場所を確保してもらう方法もあります。

補足ですが、お祝いの席では殺生を想起させる爬虫類系の革や毛皮のバッグは控えた方が無難です。

■席についたら■

ポイント1【トイレのタイミング】

基本的には「乾杯前」もしくは「メイン料理とデザートの間」です。

乾杯前に行けなかったらトイレはメインのお料理を食べ終えるまで我慢です。

とはいえ、無理して我慢をしても気が散ってせっかくのレストランの時間を楽しむことが出来ませんし、そうなっては同席している相手にも失礼です。

そんな事態にならない為にも席に着く前にトイレ(手洗い)を済ませておくことが望ましいです。余談ですが、高級レストランでおしぼりが出ない(現在は出しているところもあるようです)のは「事前にトイレを済ませる」ことが当然のマナーだからなんです。

ポイント2【注文】

慣れたお店であればスムーズに済ませられる【注文】ですが、コース料理を提供するような敷居の高いレストランであれば話は別です。

高級レストランへ行くとなれば、予めお店のホームページなどで下調べは済ませていくかと思いますが、同席者の好みや食べられる量などにも配慮しなければならないので、当日に迷わずに決めることはなかなか難しいと思います。

1番良い方法はその日の予算に見合ったコース料理を注文することです。コース料理にはシェフのおすすめが組み込まれていることが多いですし、中にはプリフィックススタイルである程度自分で選べるスタイルのコース料理もあるからです。

■コース料理スタート■

【ナプキンの使い方】

*広げるタイミング

まず席についてテーブルを見るとほとんどのレストランでナプキンが置かれていると思います。このナプキンを開くタイミングはいつがベストなのかご存知ですか。

それはサービススタッフがお水を入れに来るタイミング、もしくはオーダーした飲み物(ワインなど)を運んできたタイミングが良いとされています。

その際にナプキンは広げて半分に折り、太ももの上にかけます。

*席を立つとき*

トイレなどでやむを得ず席を立つときにはナプキンは椅子の背にかけるようにしましょう。

テーブルの上にナプキンを置くような行為はマナー違反になりますのでご注意ください。

*ナプキンで口や手を拭くのはOK…?*

ナプキンは服に汚れが付くことをふせいだり、手や口周りの汚れをぬぐうために用意されていますので使っても問題ありません。

ただし、口元を拭く際には二つ折りにしたナプキンの内側で拭き、汚れが表に見えないように注意してください。


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【カトラリーの使い方】

一般的にナイフやフォーク、スプーンなどをまとめて「カトラリー」と呼びます。

*基本の持ち方と使い方*

<ナイフ/フォーク>

右利きの場合は基本的にナイフは右手、フォークは背を上にして左手に持ちましょう。

コース料理であれば提供されるお皿の数に合ったカトラリーが用意されていますので、外側から順番に使っていけば間違う事はありません。

<スプーン>

スプーンの表面を上に向けて、人差し指と中指の上に柄をのせて、親指で上から軽く押さえる持ち方がスマートです。さらにきれいにスープを食べるには「絶対に音は立てない!」が基本です(他の料理の時も同様)。以外かもしれませんが「フーフー」と息を吹きかけて冷ます行為もNGです。

音を立てずにスープを飲むには「スプーンごと食べる」という気持ちで口に運ぶと上手に食べられます。「飲む」のではなく口に「流し込む」「食べる」が重要です。

*食事中のカトラリーのサイン*

<食事中のサイン>

飲み物を取るときにカトラリーから手を放すこともあると思います。そんな時にはナイフとフォークは一旦それぞれをお皿の左右に分けて「ハの字」になるように置きましょう。

細かいですがナイフの刃は手前に、フォークは背を上に向けて置くことができればよりスマートです。食事中に席を立つ場合も同じように置いてその場を離れましょう。

※カトラリーの置き方には細かく分けると「イギリス式」「フランス式」「アメリカ式」のスタイルがあります。日本で食事をする場合、一般的には「フランス式」が多いです。まずは「フランス式」で慣れて、余裕があればお店や相手に合わせて様々なスタイルを使い分けるようにしましょう。

<終了のサイン>

一皿食べ終えるごとに、ナイフとフォークは揃えて時計の4時の方向に置きます。

この時もナイフは刃を手前に置きますが、フォークは先ほどとは逆に背を下にして置きます。

【食事中のマナーと食べ方】

  1. 基本的に音を立てないように注意する。(大声を出さない/食器の音を立てない)
  2. 洋食器はもち上げない。(取っ手の付いたカップ型のスープ皿はもち上げてOK)
  3. 料理は左側から食べる。(一口分ずつ左側から切り分けて食べていきます)
  4. カトラリーなどを落としても自分で拾わない。(正式な場ではお店のスタッフが拾って替えのものを用意してくれます)

*パンの食べ方*

一口大にちぎって、ひと口で食べましょう。テーブルにパン屑が落ちても自分で寄せて集めるような行為はマナー違反です。サービススタッフに任せてください。

高級店の中には稀にパン用のお皿がないレストランもあります。そういった場合はテーブルクロスの上に直接パンを置いてもかまいません。これはパンをクロスに直接置けるくらい清潔ですよというお店側からのサインでもあります。食べかけのパンを置くときには、ちぎった側が自分に向くようにしてください。

パンはメイン料理が下げられる時に同時に下げれることもありますので、食べる分量を頭に入れておきましょう。

■デザートまで食べ終えて■

【ナプキンの置き方】

食事を終えたらナプキンはテーブルの上に戻しましょう。この時に注意したいのがその置き方。食事中に離席する時にはたたんだまま椅子の背に置きましたが、食事が終わった時はちょっとクシャクシャになっている状態で置くことが良いとされています。

おかしなマナーですがきれいにたたんで置いておくと「美味しくなかった」というサインに取られてしまう場合(特に海外)もありますので注意したいところです。

【お会計】

男性の場合は最もスマートに済ませたい重要な場面ですね。

今ではデジタル化が進み事前決済などを導入しているお店も多いので支払い時にソワソワするような人も少ないかもしれませんが、もし当日にドリンクの追加注文などで事前決済をオーバーするような事があればその場で支払うことになります。

その時に高級レストランの場合はレジを探しながら店内をウロウロするような行為はご法度です。

スマートなお会計は、キョロキョロせず余裕をもってフロアのスタッフに目で合図する。または手を挙げて席まで呼び「お会計を」と言いましょう。

重要なのは「自分からたつ」のではなく「スタッフが来るのを待つ」という事です。

【番外編~写真撮り~】

SNSが普及して以来、多くの方が料理の写真を投稿するようになりました。

同時に「〇〇〇〇映え」だけを気にして、実際の料理やスイーツ、飲み物などは食べきらずに捨ててしまうなんて問題もニュースになっていました。

さすがに高級レストランで食べ物を残すことはほぼほぼない(事情があって残す場合もあります)と思いますが、せっかくレストランに来たのだからシェフが作った真似のできない素晴らしく綺麗な料理を思い出に残しておきたいと、写真を撮りたい気持ちもあるでしょう。お店側の気持ちとしては冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに食べてほしいものです。写真を撮ることに集中しすぎて本来の味が失われてしまったなんてことにならないように注意してください。

もちろん料理の写真を撮る際にはお店のスタッフに確認してから撮影するのがマナーです。

なにも言わずに写真を撮って「撮影はおことわりさせていただいております」なんて、言われるようことがないように。

【最後に】

レストランで重要なことは「食事も含めて、その空間を全て楽しむ」ということです。

あまりにも細かなマナーにこだわりすぎて、同席している相手との会話やコミュニケーションを楽しめなければ意味がありません。

大切なのは「周囲の人への配慮」です。あれこれと余計な知識は詰め込まずに、まず「失礼のない行動」を心がけましょう。

そして同席している相手との時間をゆっくりとお楽しみください。

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