■ ~2022年の始まり~

2022年の年明け早々、東京では数年ぶりに積雪があり、驚きもありましたが、秋田県出身の私にとっては雪景色が懐かしくもありました。

また今年に入ってからも、まだまだ新型コロナウイルス関連のニュースは多く、各地でまん延防止等重点措置が適用される等、昨年に続き特別な一年となる方も大勢いらっしゃるかと思います。

そんな2022年も、間もなく2月が始まろうとしており、毎年この時期に食の分野で話題になることが多いあるものについてご紹介してみようと思います。

~始まりはドリンクとして~

毎年1月後半~2月前半は各地でチョコレートの販売が年間で最も増える時期でもあります。

現在では、【チョコレート】をイメージすると多くの方が、板状・粒状・スティック状等のお菓子を想像されるのではないでしょうか。

しかし、ヨーロッパに伝来した当初は飲料として広まりました。

※ 「朝のチョコレート」 ヴェネツィアの画家ピエトロ・ロンギの絵画(1775年-1780年)

原料のカカオ豆は紀元前2000年頃から中央アメリカ付近で栽培、利用されていたようですが、ヨーロッパへはコロンブスによって15世紀後半になってからやっと伝わり、当初はカカオの苦みを唐辛子等によって打ち消し、薬として飲まれていたそうです。

※ カカオの身とカカオ豆

その後、唐辛子が砂糖に代わり、17世紀中頃には嗜好品の高級な飲み物としてヨーロッパ各地の貴族や富裕層を中心に広まりました。

(当時の単にすり潰したカカオをベースにした飲み物は油脂分が多く、立てたスプーンが倒れないほど、濃い飲み物だったようです。)

※ 昔風のショコラ・ショー(chocolat chaud)

※現在でも、昔風やスペイン風(カカオの伝来がスペインの為)と呼ばれる濃厚なショコラ・ショーを用意しているお店もあります。

19世紀に入り技術革新に伴い、それまでの飲み物としての利用が、現在の固形のチョコレートへと発展していきました。

現在もドリンクとしてはフランスでは朝食の定番【ショコラ・ショー(日本のココア)】として親しまれています。

~聴くチョコレート!?~

さてソムリエとしては、美味しい飲み物としてのチョコレートをご紹介しようと思います。

オーストリア・ザルツブルクに本拠地を置く蒸留所(モーツァルト社)が作るチョコレートリキュール「モーツァルト」シリーズです。

歴史的な作曲家・モーツァルトの生まれ故郷で誕生したこのリキュールは、ストレートやロック、更にはミルク割等、お酒としての楽しみ方も様々ですが、アイスクリームと合わせたりしても楽しめる、大人の飲むチョコレートと言ったところでしょうか。

ホワイトチョコレートやダークチョコレート等シリーズも豊富で、熟成の最終工程では2晩、特製のスピーカーでモーツアルトの音楽(弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 K.155)を聴かせ仕上げています。

そんなチョコレートから様々なデザートやお菓子を作る、チョコレート専門の菓子職人【ショコラティエ(ショコラティエール)】をご存じの方も多いのではないでしょうか。

バレンタインデーに近いこの時期は彼らによって、様々なチョコレートの新商品が発売され、プレゼントとしても、またご自身の為にも楽しめる、食のイベントになってきています。

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<ブログ投稿>
高橋 健太 KENTA TAKAHASHI 

2003年 辻調理師専門学校フランス校 卒業後
フランス・ローアンヌ トロワグロ勤務
2004年 帰国後 アークヒルズクラブ 入社
その後、都内のレストランで勤務
2010年 ルヴェソンヴェール東京入社

日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
メートル・ド・セルヴィスの会 会員

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Posted by madoi