■国際レストランコンクール体験記 Vol.6
皆様こんにちは!
ルヴェソンヴェールの高橋です。
前回に引き続き、2018年にフランスで行われた国際レストランコンクールに出場した際の事を書いていこうと思います。

~フランス式⁉の審査~
急遽変更された予定に若干の動揺を受けながらも競技を進めていると、突如審査員が『彼女の手が空いていたから手伝わせていいよ』と、運営の手伝いをしていた地元のレストラン学校の学生さんを連れてきてくれました。
ありがとうございます!!!!!!助かります!!!
2名いれば作業効率は格段に上がり、準備できる範囲も広がります。
打ち合わせはありませんので、お願いできる事は限られましたが、手短に順次指示を出し彼女と共に準備を進めていきます。
中盤以降になってもソムリエの試験は続いています・・・。
こちらもなんとか準備の目途が立ち、最終的には8割位でのパフォーマンスは発揮できるのではと考えていると、いつの間にかもう一名学生の女性が作業に参加しています・・・???

『彼女も暇だから、一緒に手伝わせていいよ~』と審査員の方・・・
さすがに一応確認しましたよ、「大会規定は2名での作業だが、本当に助手を2名使って3人で作業しても良いのか、ほかのチームは2名で作業しているけど」と、すると・・・
審査員『一人で作業した時間あったし大丈夫~、それに彼女たち美女だからね♪』と・・・・
( ̄▽ ̄)ソウデスネ~ハハハ・・・
それにしても、自由な国だなーと思わず笑みが出てきました。
制限時間も終わりに近づき、ほぼ準備の終わりが見えたころ、山口ソムリエが作業に参加できました。
ここで助手の二人のお手伝いは終了です。
山口ソムリエには変更点などを伝え、最終準備と微調整する内にタイムアップとなりました。
なんとか無事準備できたというところでしょうか。
その後、程なくして私の口頭審査の開始です。
選択していた使用言語のフランス語で自分たちの料理説明を行います、どんな材料でどの様に作られた料理なのか・・・、ソースは・・・、付け合わせは・・・、審査員がゲスト役で、質問にも答えます。
フランス語圏以外からきたゲストがいる設定が追加され、英語での説明や案内も求められました。
審査自体は無難に終わらせた感じでしょうか。ユーモアを交えゲストを楽しませる会話までは難しいところでした。

いよいよ、料理の完成時間が迫ってきました。
料理の制限時間丁度に仕上げ、そのまま提供する予定でしたが、ここでもトラブル⁉が・・・
『前のチームの審査が押しているので、15分完成を遅らせてくれ』と・・・・

食材の火入れ状態は競技時間に合わせて仕上げていますので、ただ置いておけばその分料理が冷めてしまいますし、保温するとその分加熱が進み、火の入り過ぎや乾燥が進むことになります。
これもまた、直前での変更に対応が求められています。
改めてここで、我々の料理を簡単にご紹介させて頂きます。
サンドル(川スズキ)をリースリングワインでマトロート仕立てにし、アスパラガスを詰めたクネル、ヴァンダンジュタルディブ(甘口ワイン)の香りとモリーユ茸の手打ちヌイユ麺、アルザスの郷土料理ビブレスカスをアレンジしジャガイモの器にクリームを入れエクルヴィス(ザリガニ)と合わせた付け合わせ、ハーブ等2種類のソースといった構成でした。

その後、変更された提供時間になり、チームで審査員8名への料理のプレゼンテーションと提供を行います。
その間も審査員から様々な質問が続きますが・・・・詳しくは改めてご紹介させていただきたいと思います。
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<ブログ投稿>
高橋 健太 KENTA TAKAHASHI
2003年 辻調理師専門学校フランス校 卒業後
フランス・ローアンヌ トロワグロ勤務
2004年 帰国後 アークヒルズクラブ 入社
その後、都内のレストランで勤務
2010年 ルヴェソンヴェール東京入社
日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
メートル・ド・セルヴィスの会 会員
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