■ レストラン業界とアメリカCIAの関係

2021-01-13

レストラン業界とアメリカのCIA!?についてご紹介

最近はご自宅で過ごす事が多いのではと思いますが、皆さんはどんな風に過ごされていらっしゃいますか?
もちろん、在宅でお仕事をされていらっしゃる方も大勢おられますが、大掃除をしたり、ユーチューブやネットフリックス等の動画や映画を見たり、普段はしない料理をしてみたりと、私の周りでもこれまでと違った生活をすることになった方も大勢いらっしゃいました。
ちなみに、ご自宅で美味しいものが食べたい時はルヴェソンヴェールの宅配サービスを、
ぜひご利用ください!! https://madoi-lsv.com/

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・~映画の世界?~
・~世界の3大料理教育機関~
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映画の世界!レストラン業界にもあの組織との関係が!?

コロナ禍により外出の機会が激減しており外食産業も苦境に立たされていますが、そんな中でも昨年明るい話題で盛り上げてくれたのがエンタメ業界の救世主とも言われた映画【劇場版「鬼滅の刃」無限列車編】ではないでしょうか。ものすごい人気で、その興行収入は300億円超え!当社の若手スタッフにも大人気で、話題に上がることも多いです。
この日本の映画の勢いは海外でも話題だそうですが、やはり映画といえば本場ハリウッド!そのハリウッド映画の中でもジャンルにもよりますが、特にハードボイルド・アクション映画に頻繁に登場するお馴染みの単語といえば…「CIA」。もちろん映画好きの方ならもう何度も耳にされていますよね。
さて、アメリカのCIAという組織はご存じの方も多いかもしれませんが、今回ご紹介するのは世界中のレストラン業において関わりのあるCIA!皆様の認識とはちょっと違うかもしれません。
CIAとは言っても決して物騒なお話ではありません、そしてアメリカ中央情報局のCIA(Central Intelligence Agency)ではなく、 The Culinary Institute of AmericaのCIAです。

ニューヨーク州ハイドパークの本校は8万4千坪(東京ドーム13個分)の巨大キャンパス。

写真のカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカは、アメリカ合衆国料理の大学です。
栄養学等の分野以外では日本の大学ではまだ無いと思いますが、料理・レストランビジネスを学問として教え、CIAはアメリカで初めて学位を取得できる料理大学として、大学卒業(短大、4年生)と共に学士レベルの学位が取得できます。

日本では料理・調理師学校は専門学校の一つですが、ヨーロッパ、アメリカでは食に関する大学機関も数多くあり、スペイン・バスクのBasque Culinary Center(BCC)やイタリア・ピエモンテのUniversità degli Studi di Scienze Gastronomiche(UNISG)等は日本でも知られる教育機関だと思います。

日本でもCIAの卒業生の方が活躍していますが、多くは北米大陸を中心としたレストランや、フードビジネスの世界で活躍されている様です。

フランス料理の巨匠 故ポール・ボキューズ氏が御子息の進学先に選んだのもCIAでしたし、ニューヨーク等、大都市の有名レストランのシェフや経営者では、CIAの卒業生が7割以上を占めているといわれ、卒業生にはフードビジネスにおいての、信頼と成功が約束されている、という話もあります。

世界の3大料理教育機関

日本では、料理の教育機関として大阪の辻調理師専門学校グループが有名だと思います。

2000年の九州・沖縄サミット首脳晩餐会、2019年の大阪サミット首脳夕食会等の料理監修・協力や、テレビ番組への協力などで聞いたことのある方も多いようです。

2000年 九州・沖縄サミット

辻調理師専門学校グループには、日本国内のみならず、多くのアジア圏から学生が集まり、卒業後は日本・アジアを中心としたフードビジネスを牽引しています。

フランス料理・製菓の教育機関として有名な、ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu 本校パリ8区)も、1896年に創立されて以降、世界5大陸に35カ所の拠点を有し、多くの卒業生を輩出しています。

東京や神戸にも教室があり、ご存じの方も多いと思います。(現在は一部閉校)
それぞれの学校間の交流も盛んに行われ、互いに講師の派遣や、特別授業なども行われています。

2019年 大阪サミット

世界中のフードビジネス業界で、有名なこれらの教育機関ですが、卒業することはゴールではなく、あくまでもスタートになるところは、日本の学校の卒業とも同じかと思います。

現在、新型コロナウィルスによって、世界中のレストラン業界は多くのダメージを受けています。人材に与えた影響も多く、各国のレストランで活躍していた方々のみならず、将来の優秀な人材の方々にも、徐々に影響が広がっている様です。
一刻も早く、また世界中で多くのシェフ達が活躍できる時が訪れる事を強く願っています。
そういえば、ベトナムとフランス料理界についてもご紹介したいと思いますが、そのお話はまた、別の機会に・・・・・

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<ブログ投稿>
高橋 健太 KENTA TAKAHASHI 

2003年 辻調理師専門学校フランス校 卒業後
フランス・ローアンヌ トロワグロ勤務
2004年 帰国後 アークヒルズクラブ 入社
その後、都内のレストランで勤務
2010年 ルヴェソンヴェール東京入社

日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
メートル・ド・セルヴィスの会 会員

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Posted by madoi