■ 国際レストランコンクール体験記 Vol.4
皆様こんにちは!
ルヴェソンヴェールの高橋です。
前回に引き続き、2018年にフランスで行われた国際レストランコンクールに出場した際の事を書いていこうと思います。
~決戦の地ストラスブールへ~
いよいよ、コンクール本番が明後日に迫る2018年3月17日、我々は拠点としていたボーレンベルグから1時間ほど北へ向かった、決勝会場のあるストラスブールへ移動します。
ボーレンベルグより年代物のプジョーの冷蔵車を借り、日本から持ち込んだ各器材や食材などを積み込み、出発です。
前日からの雪が降り積もる中、移動となりました。
【個人的な感想ですが、フランスの皆さんは高速道路とはいえ雪道でもお構いなく、かなりのスピードで飛ばされますね~、助手席に乗っているだけでもちょっとドキドキでした・・・(笑)】


主催者により、会場に近い大会スポンサーにもなっているホテルが用意されておりましたが、ストラスブールについてからも、最後の食材調達などを行い、受付と搬入指定時間まで試行錯誤を続けていたことを覚えています。
また、以前よりいろいろと現地でのアドバイスを頂いていた在ストラスブール日本総領事館にも伺い、ご挨拶とご報告などをさせていただきました。
(総領事には直前に会場に激励に来て頂き、決勝審査中は領事館の方々も観戦に来てくれていました、ありがとうございました。)
さて、前日18日には今年度の決勝会場を見学する機会が得られました。
8つある会場の一つがコンクールなどをメインに行う会場で、各選手のキッチンブースが観客席の目前に設営されています。
既に開幕していた、国際食品見本市(通称EGASTエガスト)は多くの来場者で非常に活気にあふれていました。
我々が会場に着いたときには丁度別のコンクールが行われており、見ているだけで翌日の決勝に向けて気が引き締まります。

食をメインにした見本市等は日本で行われるものもありますが、日本の見本市は商談会の色合いが強く、プロフェッショナルの入場のみに制限されているものも多くある様に思います。
EGASTでは開催期間前より街のいたるところにイベントのお知らせがあり、プロフェッショナル向けの出展者や各媒体の取材陣はもちろんですが、ベビーカーと共に各ブースをまわるご家族、ワイン片手に話し込むおじ様方、フランス国内外からの観光客等が自社製品を勧めるセールススタッフと共に盛り上がっています。
さながら、食のテーマパークといった雰囲気です。
食に関しての関心の深さと、文化的な定着を改めて垣間見た気がしていました。
※会場には多くのブースがそれぞれ特色を出して、設けられていました ※多くの来場者でにぎわいます
~選手プログラムの始まり~
前日の午後から、参加選手にはプログラムが組まれていました。
翌日の機材の確認、チーム毎の進行時間の確認、一部課題の詳細発表と説明(私のメートルドテル部門では、フラワーアレンジの課題の花の種類・数量と、数種の花器の実物、カトラリー等の装飾品について)等が行われました。
夜は各国の参加選手、審査員、大会関係者らと共に、会場内の特設レストランにて夕食会が開かれました。
EGASTの各会場内には、展示ブース以外にも地元のレストランや、有名レストラン、料理学校等が実際のレストランとして営業していて、我々の夕食会もその中の一つで開催されました。
その他の各種大会によっては、選手と審査員の事前接触を禁止する場合や、選手同士のライバル関係が強く感じられるものもありますが、全員で大会を盛り上げ、食を楽しもうという雰囲気に満ちていました。


夕食後はホテルに戻り翌日の早朝から始まる審査に備えるのですが、私にとって人生で一番眠れない夜となります、自分たちのメニューに関しての再考察はもちろんですが、歴史、観光、食文化等、これまで準備は進めてきたものの、直前まで改めて多くの復習や確認したいことがあり、まだまだ時間が足りないと強く思う夜でした。
そして、7:30の集合時間に向けて、ほぼ一睡もできぬまま、ホテルを出発するのでした。
その後のお話はまた、別の機会に・・・・・
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<ブログ投稿>
高橋 健太 KENTA TAKAHASHI
2003年 辻調理師専門学校フランス校 卒業後
フランス・ローアンヌ トロワグロ勤務
2004年 帰国後 アークヒルズクラブ 入社
その後、都内のレストランで勤務
2010年 ルヴェソンヴェール東京入社
日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
メートル・ド・セルヴィスの会 会員
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