■ 国際レストランコンクール体験記 Vol.1

2021-01-15

皆様、こんにちは ルヴェソンヴェール東京の高橋健太です!
今回より、私も時々これまでの出来事やお知らせなど書き込みしていこうと思います。

~レストランコンクールってどんな感じ??~

先ずは、2018年にフランス・ストラスブールで行われました、【フレールエーベルラン杯・国際レストランコンクール】に出場した際の様子などお伝えしていこうかと思います。
紀行文風になりそうですが・・・(笑)

この大会は、2年に一度フランスで開かれているレストラン対抗のコンクールです。(残念ながら今年の大会は延期されたようですね・・・)

フランスにおいて、長年3ツ星レストランとして有名な【オーベルジュドリル】のエーベルラン兄弟の名前が冠されています、日本で知られるレストラン業のコンクールは個人競技がほとんどでしたが、この大会の面白いところは、1つのレストランのスタッフ、3名が1チームとして出場するレストランの総合力を競う大会というところでしょうか。

チーム構成は料理人・ソムリエ・メートルドテル(サービスマン)の3名で、ルヴェソンヴェールより今回は伊藤道彰シェフ、山口徹ソムリエ、そして私がメートルドテルとして出場いたしました。

大会準備が始まったのは2015年でした、これまで日本からはほとんど出場したチームが無く、情報があまり入ってきていませんでした。


唯一2014年に銀座レカンさんが決勝に進出したことがあるのみで、それまでは私もこのコンクールの存在自体を知らず、どんな大会なのかの情報収集をするところからのスタートとなりました。

~大会準備!~

発表されていた2016年大会の要項をじっくりと読み込み、幸いにも2014年に銀座レカンのチームで出場された高良シェフからお話を伺う機会も頂きました、そして準備期間を考え2018年の次回大会に照準を合わせていきました。

そうこうしている内に2016年の大会開催日が近づき、折角ならやはり実際の大会を確認しようと、チームメンバーとストラスブールに視察に行くことに・・・・。ストラスブールでは2年に1一度、4日間に渡って、国際食品見本市(通称EGASTエガスト)が開催されます。

大会ロゴ

こちらは、レストラン、ケータリング、ホテル、ベーカリー、パティスリー、自然食品、農産物、畜産物、観光業、食品加工、移動販売車両、料理学校等々あらゆる美食に関係する人々の集う一大イベントで、連日8つの会場で、350以上の特設ブースが設けられ、様々な展示・商談・実演など、食のプロフェッショナルを中心にフランス国内のみならず、世界各国より30000人以上の人出がある熱気にあふれたイベントです。このイベントの中では10を超える様々なコンクールが開催されます。

若手見習い料理人のコンクール、ベーカリーのコンクール、牛肉加工職人のコンクール、サンドイッチ職人のコンクール等々で、そのメインイベントとして開催されるのが、我々が出場を予定している【フレールエーベルラン杯・国際レストランコンクール】でした。

~2016年3月14日~ 

決勝戦当日、2016年に決勝に進んだのは4チーム、各チームの動き、審査の様子、会場設備や規模等、実際のコンクールを直接見ると、自分たちの出場イメージや緊張感がぐっと高まりました。

コンクールの様子

2016年のゲスト審査員には今は亡きジョエル・ロブション氏もいらしてました。
この日は大会関係者に出場にあたっての話を聞き、ルールや各条件など細かい確認を進めました。

滞在中、現地の交友のあるレストランやワイナリーにも伺い、実際の食材やワイン事情等、多くの収穫がありました。

帰国する機内で私は、ものすごくレベルの高い大会だな、しっかりと準備しないと何も結果は残せないし、決勝に出場することもかなり難しそうだ・・・・そしてなにより出場出来たらすごく面白そうだ!

と、一人考えておりました。

~2017年8月~

2018年の大会概要が発表され、ルール・テーマ食材・競技内容等が決まりました、さっそく11月の予選に向けて、エガストチーム・ルヴェソンヴェールの始動となりました。

しかしこの【テーマ食材】に、我々はこの後苦しめられる事になりました・・・

そのお話はまた、別の機会に・・・・・

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<ブログ投稿>
高橋 健太 KENTA TAKAHASHI 

2003年 辻調理師専門学校フランス校 卒業後
フランス・ローアンヌ トロワグロ勤務
2004年 帰国後 アークヒルズクラブ 入社
その後、都内のレストランで勤務
2010年 ルヴェソンヴェール東京入社

日本ソムリエ協会 認定ソムリエ
メートル・ド・セルヴィスの会 会員

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Posted by madoi